1.ローコード開発とは
ローコードの定義
フォレスター・リサーチは、ローコードプラットフォームを「手作業でのコーディングを最小限に抑え、セットアップ、トレーニング、展開の初期投資を必要最小限に抑えて、ビジネスアプリケーションの高速デリバリーを実現する」ことと定義しています。実際には、ローコードで開発するということは、コードを記述するのではなく、ビジュアルモデリングとデザインを使用してアプリケーションを作成できることを意味します。
The Forester Wave™ 「Low-Code Development Platforms For AD&D Pros, Q4 2017」
■Saas型の開発基盤
開発から運用に至る工程、さらにモバイル-OS、非モバイル-OSなどの開発環境を一貫してサポート、IT専門家しかできなかったコードによる開発でない方式で、高い開発生産性が報告されているSaas型の開発基盤。
高い開発生産性、最大10倍の高速なAP開発ができる。(OutSystemsより)
- Outsystemに習熟した開発チームは従来の開発チームに比べ 6倍
- Outsytemに慣れない開発チームでも従来の開発チームに比べ 3.5倍
■主機能(OutSystemsより)
フルスタックのビジュアル開発
UI、ビジネスプロセス、ロジック、およびデータモデルに必要な機能をドラッグアンドドロップして、フルスタックのクロスプラットフォームアプリケーションを作成できます。ベンダーロックインの心配もありません。必要に応じて独自のコードを追加できます。
簡単なモバイル開発
超高速ビジュアルモデリングにより、オフラインのデータ同期、ネイティブのデバイスアクセス、およびオンデバイスのビジネスロジックを必要とする複雑なアプリ構築から脱却できます。
自動リファクタリング
OutSystemsはすべてのモデルを分析し、依存関係のリファクタリングを即座に実行します。データベーステーブルを変更すると、すべてのクエリが自動的に更新されます。(OutSystems独自の高度な機能)
ワンクリックの展開
ワンクリックでアプリケーションのデリバリーと更新を実行できます。OutSystemsは、すべての変更を自動的に追跡し、データベーススクリプトと展開プロセスを処理するので、作業が大幅に簡素化されます。
■アプリ内のフィードバック
より迅速にアプリケーションを改善できます。アプリケーション内でユーザーが音声と文字のフィードバックを共有できるので、変更管理プロセス全体が簡素化されます。
2.ローコード開発プラットフォームの検証
実際に開発した画面と開発方法を図解いたします。超高速で高品質のアプリケーションが高度な知識を必要とすることなく開発できることをご確認ください。
■検証その1
まずは顧客情報のExcelを利用して、これWebアプリケーションとして開発していきます。DBはExcelでなくSQL Serverに構築しています。
開発の流れ
修正も簡単
開発のポイント
- Excelをインポートすることで瞬時にDB構成とテストデータを構築できる。
- Webアプリケーションに必要な画面、検索、ページング、追加、更新等の機能がドラッグ&ドロップで瞬時に開発。
- また開発画面はその場で確認でき、追加修正もコード修正することなく、ビジュアル開発が可能。
- ローコード開発はパッケージやノーコード開発とは違い、独自仕様や要望に対して柔軟に対応が可能。
- ソースコード開発が少ない(Low)ため、専門的開発知識がなくても保守が容易。
- 短期間の高速開発が実現するため、ユーザーの要望や意見を素早く取り入れられる。
■検証その2 インシデント管理システム
次は、少し複雑なアプリケーションです。これらは、約3日間程度で1名の技術者が開発を行いました。
システム概要
このようなシステムも短期間で開発できることが可能です。また変更修正が容易であることから、自社にあったシステムへの変更を行うことができます。
3.テレワーク移行可能な業務をITで支援
ローコードによる超高速アプリ―ケーション開発では、テレワーク移行可能な業務のIT支援を迅速に行うことが可能です。短期間で貴社にあったオーダーメードのシステム開発を可能とします。
例えば、
- 社内ヘルプデスク、社外問い合わせ対応業務
- サプライヤーコラボレーション業務(見積やオーダー)
- EC(FAX、TEL注文をオンライン化)
オートマティゴでは、これらシステムの構築やSaaS提供、また、ローコード開発基盤のご提供と開発のご支援を行っています。
・2020年5月20日~5月22日(3日間)
IDC Japan講演 デジタル化が引き起こすアプリケーション変革
・2020年4月15日~2020年9月30日
DXを推進するローコード開発プラットフォームOutSystems
・2020年4月23日~2020年9月30日 改革の糸口 DX時代のITイノベーション