住所クレンジング作業をシステム化する5つのメリット

blog_img

第1回「住所データをクレンジング(最新化)するときの3つの問題点」、第2回「住所データのメンテナンス性を上げる2つの施策とは?」で住所データの整備の重要性や難しさ、コード化によるメンテナンスの向上について書かせて頂きました。

住所データをメンテナンスしようとすると、「最新化」「マッチング」「維持」のような様々な問題点があります。

また、メンテナンス性を上げる施策として「住所クレンジング」「コード化」を考える必要もあります。

これらの問題・課題を解決するため、今回は日比谷コンピュータシステム(以下:当社)で販売している、住所自動変換システムを紹介させて頂きます。

 

住所自動変換システム(以下:KACETシステム)は、当社が販売する、国土行政区画コードマスターという住所マスターから、対象の住所データをコード化、 エラー住所データ判別を自動で行うシステムです。

KACETシステムを活用すると、以下のような5つのメリットがあります。

 

1.エラー住所データの判別自動化による作業時間の削減

住所クレンジング時のもっとも時間と労力がかかる作業は、「不正確な住所データをエラーだと判別する事」です。

例えば、顧客住所データが何万件も登録されている場合、これらの住所データに何件のエラーが存在し、そのエラー住所を特定する事、この作業は最終的に1件1件住所データを見ていく以外の解決方法がありません。中途半端な文字列マッチングや、目検によるチェックでは見落としや誤変換発生の危険性が極めて高いためです。

KACETシステムでは、これらの住所データを「住所マスター」に独自ノウハウでマッチングし、正確な住所データとエラーとなった住所データを自動で振り分ける事が可能です。これにより大幅な作業時間の削減が可能です。

 

2.住所の自動コード化による手間の削減

メンテナンス性向上に必要な住所のコード化は、住所マスターの持つコードを正確に付番しなければなりません。

しかし、エラーデータの判別が正しくできなければ、もちろんコード化も正確ではありません。

コード化にはルール付けも必要で、後のメンテナンス性にも大きく影響しますが、ルールを順守したコード化はノウハウが必要となり、大きな手間となります。

KACETシステムでは、エラーデータ判別と同時に住所コード化を行い、正確な住所データには住所コードをフル桁で登録します。

また、エラーであった住所に対してもコード化が出来る箇所までコード化を行い、特定のフラグを立てる事でどの箇所からがエラーとなっているかを判別できるようになっています。

 

3.リアルタイムな登録作業・コード化によるサービス向上

昨今ではパソコンやスマホによる個人情報登録作業がユーザーの都合で、自由な時間、場所での申込みが可能となり、迅速にサービスを受ける事が出来る時代へと変化しました。それに伴い、システムにはリアルタイム性が求められており、住所データの管理も同様です。

KACETシステムはリアルタイム性のあるシステムとの連携にも実績があり、住所データが送信されると同時にエラー判別を行い、自動でコード化までを行う事も可能です。

これにより、迅速で正確なサービス提供を行う事が可能となり、ユーザー満足度の向上に繋がります。

 

4.大量データ一括処理によるヒューマンエラーの削減

顧客住所データ件数が数十万~百万単位に及ぶ場合もあります。これだけのデータ量を手作業や目検で行うのは現実的ではありません。

同時に、多量に手作業でデータを扱うとどうしてもミスが起こりやすい状況となります。

KACETシステムは金融機関でも導入頂いております。そのため、何十万件という住所データを一括でバッチ処理を行う事例も多くあり、手作業そのものを少なくする事でヒューマンエラーの削減に繋げます。

 

5.正確なエラー判別とコード化で顧客クレームの削減

住所データとコードさえあれば、エラー判別とコード化は可能です。そのため、様々な企業が自社でそういったシステムを考える事もあるようです。しかし、難しいのはその正確性であり、顧客の住所データに間違ったコードが付番されてしまう事です。

そういった事態に陥ると、顧客からのクレーム等、重大インシデントの懸念があります。

KACETシステムの住所コード化処理は、このような間違いを起こさないためのノウハウが詰まっており、単に文字マッチングするだけではない、特殊なロジックを組む事でより正確な住所コード化処理を実現しております。

 

まとめ

簡単に手早く、そして何より正確に住所を管理するという事が必要であれば、こういったシステムを検討してみてはいかがでしょうか?

 

住所自動変換システム(KACET) ページへ

おすすめBlog

住所自動変換システム(KACET)の概要と事例 | 株式会社オートマティゴ

住所データのメンテナンス性を上げる2つの施策とは? | 株式会社オートマティゴ

住所データをクレンジング(最新化)するときの3つの問題点 | 株式会社オートマティゴ