住所データのメンテナンス性を上げる2つの施策とは?

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昨今では、パソコンだけではなく携帯電話やスマートフォンの普及により、

利用者が住所を直接登録するシステムやアプリケーションが増え、手軽に住所データを登録できる ようになっています。


手軽に行えるという反面、登録された住所データには

住所が間違えている

廃止された住所が入力されている

存在しない住所が入力されている(故意に行われるもの)

と、住所データの不備が住所データを活用した業務によっては多数発生してしまいます。

こういった住所データを放置してしまうと、精度の低い顧客情報による、機会損失やクレーム等の原因により、多額の費用や工数がかかる事があります。

そのような場合に、メンテナンス性を上げるために有効な2つの施策が、住所の"クレンジング(最新化)"と"コード化″です。

 

1.住所のクレンジング(最新化)

クレンジングとはお客様が保持している住所データの

  • 間違って登録されている住所の洗い出し
  • 間違っていた住所の修正
  • 最新住所への置き換え

となります。

保持している住所データをクレンジングする事で、最新の住所で運用する事はできます。

しかし、維持するには毎年、ないしは毎月クレンジングが必要となります。 

そのため、住所データを最初にクレンジングした際に対応すべきなのが、コード化です。

 

2.住所データのコード化

住所データのコード化は、住所そのものを数字コードとして持つ事で、

  • メンテナンス性の向上
  • 市町村合併対応
  • 住所の廃止対応
  • エラー住所の判別

等、様々な点でメリット があります。

このコードは、住所をコード化した、「住所マスター」と呼ばれる住所データベースを活用するのが一般的です。

住所マスターは当社を含め、いくつかの企業から販売されており、9桁、10桁、11桁、12桁等、メンテナンスしたい住所レベル(都道府県~丁目まで・通称を含む・ビル名を含む等)に合せて、選択されれば良いかと思われます。

クレンジング、コード化までが完了している住所データは、以降も最新の住所マスターのコード情報から住所データを更新する事で、市町村合併や政令都市化等の住所の大幅な変更にも迷う事なく、住所を最新の状態で維持出来ます。

 

まとめ

住所データのメンテナンスするためには、常に住所をクレンジング(最新化)を行い、

一緒にコード化することで、メンテナンス性を上げることができます。

住所データのクレンジングとコード化を行って、より正確な住所データの管理を行ってみては如何でしょうか?

 

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