住所データをクレンジング(最新化)するときの3つの問題点

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 管理している住所データを常に最新の状態にしたい。

今ある住所データを最新の状態に置き換えたい。

「住所データはインターネットに掲載されている、無料のものを使ってマッチングさせればよいのでは?」

そういったお声もあるかとは思いますが、住所を正確に最新の状態へ置換えるのは、相応のノウハウが必要で、大きく3つの問題点があります。

 

 

1.本当に最新?

インターネットに掲載されている住所が【最新】とは限りません。

インターネットに無料で掲載されている住所データを見てみると、アップデートされた日付が3年前だったりする事もあります。

そのような住所は、【最新】ではありません。

最新でない住所で更新しても、正確な住所とは言えない住所データが出来上がります。

 

2.マッチングが難しい

住所データと取得した新しい住所情報をマッチングさせてみても多くの住所がマッチングできません。

住所データに登録されている顧客情報の多くが1個人が入力したデータであるとすると、

  • 東京都江東区東陽2-4-38
  • 東京都江東区東陽二の四の三十八
  • 東京都江東区東陽2-4-38
  • 江東区東陽2の4の38

等、住所データが複数存在する場合があります。

また、住所データの中には既に廃止された住所が存在する事があり、そういった住所はマッチングできません。

さらに、旧漢字と新漢字、例えば「篭・籠」「龍・竜」のように、同じ読み方をする漢字がどちらも

入力されるケースもあります。

これらを目視でチェックするだけでも、相当の作業量が発生します。

 

3.維持が大変

最新の状態を維持する事は大変です。

住所は市町村合併や政令都市化、廃止等により常に変化するものです。

住所データを常に最新にする場合、例えば以下のような手順が発生します。

  • 最新の情報をインターネットや関係機関から取得する
  • 変更されている住所情報を取得する
  • 変更処理を実施する
  • 変更処理後の結果確認、及び無関係の住所への影響がない事を確認する
  • 変更が正しくできていない住所を手作業で修正する

毎月でこれらの処理を行う必要があり、作業工数やコストがかさみます。

さらにインターネットを活用すると最新のデータで更新できているのか、誰にも判断がつきません。

 

4.まとめ 

如何でしょうか?

住所をクレンジング(最新化)にありがちな3つの問題点がありました。

  1. 最新化
  2. マッチング
  3. 維持

最新の住所データを作成する事が必要となる事業形態をお持ちの企業に於いては、上記のような問題から、住所を専門で扱っている企業に依頼される事があります。

 

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